補助事業の内容

本事業はビューティ産業の生産性向上に貢献できる経営人材育成の高度化プログラム開発を目的としたものである。

この目的のために本学を中心として、ビューティに関わる企業、団体、行政が広く連携したコンソーシアムを組織し、ビューティ産業の生産性向上・高付加価値化に繋がるカリキュラム、教材、学習方法を組み合わせた履修証明プログラムの開発に取り組んだ。

今年度の全体的な取組状況は以下の通りである。

学習環境の整備・構築

  • オンライン学習環境の整備・構築
  • Google Classroomのマニュアル整備

履修証明プログラムの開発

  • カリキュラムの開発
  • 科目ごとのシラバス作成
  • 科目のコマごとのコマシラバス作成

講座開発

  • 実験講座のための講座開発
  • 科目ごと・コマごとにプレゼン資料、授業映像、演習問題等の講座要素開発
  • 講座要素のClassroomへの組込み

実験講座

  • 実験講座の実施に向けたホームページ作成
  • 実験講座の案内作成と受講者募集活動
  • 実験講座の実施・結果取りまとめ、評価等

ホームページの作成

  • 本事業専用ホームページの制作

重点的に実施した事項

学習環境の整備・構築

  • オンライン学習環境の整備・構築
    Google Classroom


 

  • Google Classroomのマニュアル整備
    次の4つを整備した。

 ○教師用(PC版)
 ○教師用(スマートフォン版)
 ○生徒用(PC版)
 ○生徒用(スマートフォン版)

履修証明プログラムの開発

  • カリキュラムの開発
    次に示す5科目から成るカリキュラムを開発した。


 

  • 科目ごとのシラバス作成
    各科目のシラバスの骨格部分は次のとおりである。

○経営戦略

 
○スキルマネジメント

 
○コストマネジメント

 
○タイムマネジメント

 
○プライスマネジメント

 

  • 科目のコマごとのコマシラバス作成
    次は、「タイムマネジメント」科目の授業の第1回授業のコマシラバスである。
    この例のように、1つの授業ごとに、「予習事項」、「学習本体」、「復習事項」を明示すると共に、「知っておきたいキーフレーズ」、「つかんでほしいポイント」、「発展のヒント」を示すことにより、学習の道筋をわかりやすいものにすることを狙った。

カリキュラム・シラバス・コマシラバス

カリキュラム・シラバス・コマシラバスPDFダウンロード

演習問題

演習問題PDFダウンロード

講座開発

  • 実験講座のための講座開発
    実験講座を行うために、次の表に掲げる授業(3科目のそれぞれ3コマ分、計9コマ)について、講座を具体化した。
学習項目 講師 学習時間
店販マネジメント つだ まどか(中小企業診断士、ネイリスト) 4.5時間
ITマネジメント 江島 夏実(ハリウッド大学院大学特任研究員) 4.5時間
ホスピタリティ 横澤 利昌(ハリウッド大学院大学教授) 4.5時間

学習コンテンツ上の指示に従った予習・テスト実施・アンケート回答などを含むおおよその時間で、講義映像の正味時間ではない。

  • 科目ごと・コマごとにプレゼン資料、授業映像、演習問題等の講座要素開発
    上記授業について、プレゼン資料、授業映像、演習問題を作成した。

店販マネジメント

第1回 美容サロンにおける店販の重要性と基本方針

講義資料PDFダウンロード

講義映像

第2回 美容サロンにおける店販売上戦略のセオリー

講義資料PDFダウンロード

講義映像

第3回 店販に対する意識改革の実践

講義資料PDFダウンロード

講義映像

ITマネジメント

第1回 ITの要素

講義資料PDFダウンロード

講義映像

第2回 高付加価値のためのIT活用の考え方

講義資料PDFダウンロード

講義映像

第3回 低コスト化のためのIT活用の考え方

講義資料PDFダウンロード

講義映像

ホスピタリティ

第1回 ホスピタリティの源と定義

講義資料PDFダウンロード

講義映像

第2回 「サービス」と「ホスピタリティ」

講義資料PDFダウンロード

講義映像

第3回 ホスピタリティ経営と顧客価値

講義資料PDFダウンロード

講義映像

  • 講座要素のClassroomへの組込み
    講座の流れに従って、授業映像を見ては演習問題を実行するプロセスを繰り返す形で、開発要素をClassroomへ組み込んだ。
    合わせて、科目ごとのアンケート、全体のアンケートを組み込んだ。

実験講座

  • 実験講座の実施に向けたホームページ作成
    実験講座の実施に関する情報の公表、受講者の募集を目的としたホームページを作成した。


 

  • 実験講座の案内作成と受講者募集活動
    次のようなフォームを介して、受講者募集活動を行った。


 

  • 実験講座の実施
    実験講座は、平成30年3月5日(月)~3月18日(日)に実施した。
    Classroomを使用した実験講座では38名の受講者が学習に取り組んだ。
    なお、Classroomの使い勝手、マニュアルのわかりやすさ、今後に向けての改善点等について評価をしてもらう目的で、4名の外部評価者にも使用を依頼した。
    また、合わせて、学外向けのオンライン学習環境として試験的に構築したMoodleシステムの上でも講座を作り、9名の受講者にモニターとして取り組んでもらった。

 

  • 実験講座の結果
    • 受講状況
      9つの動画の再生回数は、平均45.2回(最高51回、最低42回)で、上記参加者合計51名に対して約90%の再生率であり、芳しい結果となっている。
    • アンケート回答状況(Classroomのみ)
      科目ごとのアンケート回答状況、全体の回答状況は次のとおりである。


 

 

 

 
科目別のアンケート結果から、理解度については非常に高い結果が得られた。
しかし、これはいずれの科目でも難易度が低めの回答傾向があり、これらを合わせると、「講義がわかりやすかったか、または、内容のレベルが低めだったために、理解度が高かった」ということができる。
一方で、役立ち度は高い傾向にあり、基本的な事項について、わかりやすい講義を受けたために知識を確認できたという印象を与えたことがうかがわれる。
実際、自由意見においても、そのような回答が散見されている。

全体アンケートのQ2~Q4の回答から、オンライン学習システムの使いやすさについて、総じて高い評価を得ていることがうかがえる。
ただし、音声については、聞きやすさという点で満足でない回答傾向も見られる。
また、Q5の回答傾向から、一つの動画の再生時間は、現状以上に長くすることは難しく、多少なりとも短くするための工夫が必要である。

実験講座の詳細

実験講座の詳細PDFダウンロード

ホームページの作成

  • 本事業専用ホームページの制作
    本年度事業をアピールする目的で、highvalue.tokyoドメインの上に事業専用ホームページを立ち上げた。
    次の図はトップページのキャプチャである。


本ページは、事業内容、実験講座、受講者募集、事業実績等に関するページから構成されている。

補助事業の効果

本事業の実施により、ビューティ産業の生産性向上に貢献できる経営人材育成の高度化プログラム開発という目的に叶うオンライン学習環境とプログラム開発の骨格が完成した。

カリキュラム・シラバスとして、履修証明プログラムと同等のものを開発することができた。

また、18回=27時間分のコマシラバスを作成し、その半分について、実際に教材、映像、演習問題等を開発してオンライン学習環境に乗せ、実験講座を行って高い評価を得たことは、本年度のプログラム開発の方向性の正しさを実証したといえる。

本補助事業としては、その方向性をベースに、さらに改善を加えながら、履修証明プログラムとしての完成につなげる効果を上げられたと考えている。